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手にしたたこ焼の包みが
ちょっと気になったが、
秋のさわやかな風に
吹かれながら
屋台で軽くやるのも
悪くないと思い、
ちょっとだけつきあう
ことにした。
いつもは、
むしろ、控え目で
目立たず
だがしっかり着実に
仕事を進める彼が、
大きな声で、楽しそうに
しゃべるのを見て
ちょっと驚いた。
だいぶ時間を
過ごしてしまい
そろそろ帰ろうかと
促し、 勘定を済ますと
彼は、急に神妙な
顔になり、
小さな声で
ぽつりと言った。
「お世話になりました」
「よせよ。そんな
大袈裟なもんじゃない」
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