先生は、そこでぐるりと
教室中を見回した。
「問題は、解決される
のを待っているから。」
みんな、
しーんとしていた。
きっと、ぼくも同じで、
先生の言ってることが
よくわからなかった
んだと思う。
でも先生は、みんなの
トマドイをよそに、
マイペースで続けた。
「では、探偵小説が
好きな人はいますか?」
今度は何人かが
手をあげた。
「なぜ、人は探偵小説を
読むのでしょう。
それは、謎を解くと
気持ちがすっきり
するからです。」
先生は、ニコニコ
しながら続けた。
「私たちの前に
ある問題は
解決されるのを
待っています。
だから」
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